ラブラブ☆大作戦 
〜その夜の話〜 後編

「やっ・・・」

・・・抵抗しながらも、だんだん彼女の反応が変わってきた。

真澄は夢中で彼女の中心の花びらを舐めまわし、狭い入り口に何度も舌の先を埋め込み、引き出しては差し入れる。

「あ・・・ん・・」

悩ましい声を出しながら、マヤが無意識のうちに抵抗する力を弱めていくのが分かった。

薄暗闇の空間で、真澄が舌を使ってそこを嘗め回す いやらしい音と彼女の吐息が混ざり、興奮度が増していく。

真澄は、少しずつ大人しくなるマヤの様子をじっくりと堪能し、彼女の腰を強く押さえつけていた手の力を緩め、右手を

スッと彼女の中心まで動かすと、試すようにして長い指先を沈めていった。

「あっ・・・」

マヤは小さく声を漏らし、真澄の肩に手をかけ、軽く爪を立てた。


あまりに狭く、そして熱い熱い彼女の体内の感覚が真澄の指に伝わり、さらに彼女のたてた爪の感覚がまた、彼に

刺激を与えてくる。


「濡れてきたよ・・・・マヤ・・・」

高まる興奮を紛らわすために彼女に声をかける真澄。

「・・・・???」

しかし、どうやらマヤにはその体の異変がどういうことなのかも分かっていないらしい。



真澄は時が近づいてきている事を察知し、マヤの顔を覗き込むようにして体をずらすと、そっと枕の下へと手を突っ込んだ。

・・・先ほど用意したブツを取り出すためである。 


ところが・・・・・。




『あれ・・・・おかしいな??』


手ごたえがないのだ。


確かにこちらのベットの枕の下に入れたはずだった。取り出しやすいように手前に、そして、なおかつバレないように

ほどよい場所に置いたはずなのだが・・・・。



「マヤ・・・・・君・・・さっきベットに腰掛けていたが・・・・何か特別なことをしたかな・・・?」

まるで焦っているかのように思われたくないので、自然に聞いてみる真澄。

マヤはドキリとした表情で唇を開いた。


「え?・・・あの・・・珍しいから・・・ちょっとやってみたくて・・・・」

「なっ!!!!??」

真澄は息を呑む。


『何をしたというんだ? 確かに、アレはマヤは見たことがないブツだったかもしれない。それを見つけて、一体何を

したんだ・・・俺のいない間に!! ・・・いや、それはさておき、俺はとりあえず1個しか隠しておかなかったんだ!!

残りはスーツのポケットの中だ!!今更取りに行くなんてカッコ悪いじゃないか!!』

真澄が白目でフリーズしているとマヤがボソッと呟いた。

「だって・・・・こんな大きなベットじゃないとできないし・・・速水さん、きっと怒ると思ったから、ちょっとだけ試してみたの」


「何を・・・だ・・・・?」

まさか、風船と間違えて膨らまして遊んだりしたのだろうか・・・・。

彼女が何を言い出すのか全く想像がつかない真澄。



「あの・・・トランポリン・・・・・」



「!!!!!トランポリン!!!!!」


真澄は持ち前の頭の回転の良さで事態を把握した。


・・・どうやら、マヤは真澄がシャワー中にドスドスとトランポリンをして遊んでいたらしい。 それで、枕の下のブツが

振動で移動してしまったのであろう・・・。

「そうか・・・・ハハハ・・ハハ・・・・・」


真澄は気をとりなおし、遠くに移動したと思われるブツを求めてさらに遠くの位置まで手を伸ばしていった。

あまり不自然な動きをするわけにもいかないので、反対側の手ではさり気なくマヤの体に触れながらの捜索である。


『・・・あった!!!』

ようやく感じた手ごたえを再確認する。 間違いない・・・。

・・・・ところが、最悪なことに、それは微妙な位置でベットの隙間に挟まっていることに気が付いた。

下手をすれば落下してしまう恐れがあるのだ!

『なんてことだ・・・!!』


真澄はすべての意識を指先に集中し、それを落下させずに摘み上げる作戦にでた。


『うっ・・・・くうううっ・・・・ヤバイ・・・・下に落ちる・・・うううっ・・・・』


「速水・・・・・さん??」


マヤは、自分に覆いかぶさっている真澄がものすごい形相で体を伸ばしきって震えているのを怪訝に思いながら見つめて

いた。

「あの・・・大丈夫ですか? 足でもつったんですか?」

「くっ・・・・」

「速水・・・さん?」

マヤに怪しまれないように笑顔を作る真澄であったが、その表情は逆に怪しげであった。


「うぬぬっ・・・うああっ・・・」

そうして奇怪なうめき声をあげた時、ようやく際どい位置のブツを手前の場所まで戻すことに成功した。

ゼーハーゼーハー・・・・・・

ほんの数十秒の出来事であったが、スッポンとうなぎのパワーを消耗するほど大変な作業だった・・・。



「あの・・・大丈夫ですか・・・??」

「ふうっ・・・・何でもないさ・・・・心配するな・・・ハハハ・・・・」

「????」


せっかく絶好調だった身も心もすっかりとしぼみかけてしまった真澄。


「マヤ・・・・」

彼は何事もなかったようなフリをして、再び彼女の乳房に顔を埋め、気持ちを高めていった。



無我夢中で彼女を求め、唇を這わす真澄。


「はあ・・・ん・・・」

マヤが息を抜くような声をあげたと同時に、真澄は抑えきれない自分がそこにいるのに気付いた。


そして、大きく息をつきながら愛撫の手を止めると、自分が羽織っているバスローブの紐にゆっくりと手をかける。


マヤは息を殺したようにしてその姿を見つめていた。

バッッ・・・・・

まるでプロレスラーのようにカッコ良く脱ぎ捨てる真澄。


「きゃあっ!!」

マヤは驚いて目を伏せてしまった。

しかし・・・興味もあったのだろう・・・やがて薄目を開け、真澄の裸を凝視し始める。


上半身から下半身へと静かに視線を移したマヤ・・・そして、そこにある強烈に大きなイチモツに目を奪われて絶句した。


「は・・・やみさ・・ん・・・・なっ・・・・なっ・・・・なんですかっ・・・・それっ・・・・!!!」

「・・・・・・」

『何なのか?』と聞かれて何と答えればよいのだ・・・?


マヤは、まるで珍品でも見るかのように驚いた顔つきだった。

それもそのはず・・・彼女にとっては、小学生の時に男子がふざけてパンツを脱いだときにそういうものを見せられたのが

最後の記憶であった。 なので、こんなに膨張した大人のナニなど、想像すらした事がなかったのだ。


「速水さ・・・ん・・・・いつもそんなに大きい・・・んですか?」

『なっ!!!いつもこんな風になってたら、それこそ変態だっ!!!』

真澄は心の中でそう突っ込む。


勉強の苦手なマヤのことだから、きっと保健体育の授業もまともにしなかったのだろう・・・・。

真澄は何も語らなかった。とにかく早く彼女の中に身を埋めてしまいたい気持ちを抑えるのに必死なのだ。


呆然としているマヤの足首を掴み、先ほどよりもさらに足を大きく開かせる真澄。

そして、最終準備のように再び舌で花びらを責めあげ、谷間をゆっくりと滑らせながら、再び舌を挿し入れた。

「あっああ・・・」

マヤの反応は確実によくなっている。 そこはもう、充分に濡れ、訪れるモノを待っているようだった。

真澄はこのまま挿入してしまいたい思いを振りほどき、例のブツを取り出した。 

・・・先ほどの苦労が報われる時がきた・・・。




ガサガサガサ・・・・

真澄が手元でゴソゴソしているのを、マヤは見逃さなかった。

「速水さん・・・それは・・・?」

「大事なものだ・・・・」


真澄は痛いほどの視線を受けながら、どうにかそれを取り出す。

マヤは、またしても珍しい物を見るようにしてジロジロと視線を絡めたままだった。


『なっ・・・・そんなに見るんじゃないっ!!こういう時は視線を外すのがマナーというものだっ!!!』

真澄は心の中で少しそう思いながら、そんなマナーをマヤが知るはずがない事に気付いて苦笑する。


・・・仕方なく、コソコソと見られないように努力する真澄。

ところが、隠せば隠すほどマヤの興味を引き出してしまったようだ。

彼女は真新しいものを見る子供のような目でジロジロと観察し続けている・・・。



滅多に緊張などしない真澄であるが、ようやく震える手で装着を終えると、心臓の高鳴りはピークに達していた。

『きたきたきた〜!!!!ついにこの時が!!!!』




「それで・・・あのう・・・・何をどうするんですか・・・・?」

本当に無知なマヤが、爽やかにそんな質問をしてきた。


あまりにも緊迫感のないマヤのポカンとした表情に溜息をつく真澄。

思わず彼は・・・・ちょっとイジワルそうにしてマヤに覆いかぶさった。 


冷ややかな表情の真澄に、マヤは少しだけ不安そうにも見える。

「速水さん・・・・?」


真澄は軽々と彼女の両足を割って体を滑りこませると、彼女の中心へと彼自身を合わせた。

・・・首を傾げるマヤと視線が絡みあう。

真澄が膝に力を入れ、彼女の腰を両手で抱えると、ベットがギシリと音をたてた。


「これがマヤの中に入るんだよ・・・」


「・・・え・・・・・?」

マヤの顔がさっと青ざめた。 そして、彼女ができる限りに腰を引き、起き上がろうとしたのが分かった。

真澄はもちろん、そんなこと予測済みなので、強く彼女の腰を押さえつけてそれを許さない。


「やっ・・・無理・・・ですよっ・・・そんなの!!」

「無理じゃないよ・・・」

真澄はグイッと腰を押し付け、先端部分を挿入していった。


「いっ・・・・痛っ・・・・」

「もう少し楽にしてごらん・・・すぐに慣れるから・・・・」

半ば無理やりマヤを押さえ込み、自分自身を埋め込んでいく真澄。


「いやっ・・・・いやああっ・・・・!!」

少し可哀想な気持ちがあったものの、まるで無理やりっぽいシチュが真澄をますます興奮へと導かせていく。


挿入は微妙にしか進まず、彼女の中締め付けは想像以上だった。

苦痛で歪む彼女の顔をじっと見つめながら、確実に中へ中へと自身を押し付けていく。

真澄の体を押しのけようとしている彼女の両腕の力は全く役に立たず、身動きの取れない彼女が裸で抵抗する姿が

目に映り、ゾクゾクと真澄の興奮をあおる・・・。

『くっ・・・』



そして・・・・真澄がゆっくりとマヤの腰を引き付けたとき、ようやく奥までピッタリと埋め込まれる形になった。


「ほら・・・入ったよ・・・・」

肩で大きく息をする真澄。

マヤの顔を覗き込んでそう言うと、彼女は苦痛の顔で彼をゆっくりと見上げた。


「これで・・・終わり・・・ですか・・・・?」

「・・・・いや・・・これからまだまだ痛い思いをさせてしまうかもしれない・・・覚悟してくれ・・・」

マヤの表情が再び青ざめていく。


「やだ・・・・速水さん、さっき『大丈夫』とか『心配することない』って言ったのに・・・・・」

泣きそうな声だった。


「すまない・・・・なるべく痛くないようにするよ・・・」

真澄はそう言い終えると、ゆっくりと軽く腰を引き、再び奥へと侵入させる。

「んんっ・・・痛いっ・・」

体をよじらせるマヤを強く押さえつけ、行為は続けられる・・・。

そして今度はギリギリまで腰を引いたとき、ものすごい快感が真澄を直撃した。


『くっっ・・・・すごい締め付けだ・・・・ヤバイ・・・ヤバイぞ速水真澄!!!!』

何度も自分のフルネームを連呼しながら、気持ちを抑えようと目を泳がす真澄・・・。


『だ・・・だめだ!!何か興奮を冷ますような事でも想像して気持ちを抑えるんだ!!!』

真澄はそう思いつき、とりあえず地味な源造あたりの顔を思い浮かべてみた。



しかし・・・・次に腰を動かしたと同時に、固くなった彼自身は限界に近づいていたのだ・・・。

忍び寄る絶頂の波・・・。

「うっ!!!」

『しまったああああ!!』


思わず声を漏らし・・・・・・・・・・・・・・・・・・・真澄は一気に達してしまった・・・・・・・・・・。

・・・しかも、源造を思い浮かべながら・・・・・。



・・・・あまりに衝撃的な結末で身動きが取れない真澄。


『俺としたことが!!俺としたことが!!!俺としたことがぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜
・・しかも源造さんを思い浮かべて・・・』



「はやみ・・・・さん・・・?」


急に動きを止めた彼を不審に思い、マヤが小さな声でそう呟いた。




「マ・・ヤ・・・・」


マヤは、不安そうな顔をしながら真澄をじっと見つめたままだった。


「あの・・・・もう終わりですか・・・?」

「!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

マヤの何気ない一言は真澄を顔面パンチしたような衝撃だった・・・・。


余りのショックで、しばらくフリーズしたまま動けなかった真澄であるが、ようやく言葉を出した。


「・・・・今日のところは手加減しておいた・・・よ・・・・チビちゃん・・・」

ものすごく虚しいアドリブのセリフである。



「えっ・・・そうなんですか・・・?ごめんなさい・・・あたし・・・・あたしが嫌がったから・・・・・」

マヤが弱々しい声でそう言ったので、真澄は強く彼女を抱きしめた。

「いや・・・君が気にすることじゃないさ・・・フッ・・・・今度は手加減しないから覚悟しておくんだな・・・」

・・・真澄の胸には真冬の北極並みの冷たい風が吹き抜けていった。


真澄はマヤを労わるようにして自身を引き抜くと、気まずそうにマヤに背中を向け、どんよりとしたオーラを抱え込んだ。

『くっ・・・この俺をそんなに簡単にスパークさせるとは!!マヤ・・・君は本当に恐ろしい子だ!!』

実際、今までに何人かの女を相手にしたことはあったのだが・・・こんなにすごい快感を味わったのは初めてだったかも

しれない・・・。


それにしても・・・・・・マヤが本当に何も知らない無知な子でよかった・・・・。

真澄は心からそう思っていた。



「速水さん・・・・」

背中越しにマヤの声が聞こえ、ハッとした真澄は彼女と視線を絡める。

「どうした?」

「あの・・・あたし、本当に何も知らなくて・・・ごめんなさい。 あたし、やっぱり速水さんに迷惑ばっかりかけちゃって」

マヤが声を震わせていたので、真澄はベットに横になり、腕枕をしながら彼女の髪をなであげた。



「あたし・・・今度ちゃんとお勉強しておきますから・・・」

「何を言うんだ・・・そんな必要はない・・・」

真澄の本心だった。下手にいろんな知識があると、いろいろヤバイような気がする。今後も今日と同じようなパターンが

あるかもしれないのだ。マヤを相手にしたら、感情のコントロールをする自信がない・・・。


「じゃあ・・・今度はもっと我慢できるようにします・・・」

まっすぐ天井を見ているマヤが、ボソッとそう呟いた。


「・・・俺もだ・・・」

「えっ・・・??」

「あ、いや、なんでもない・・・」

真澄が言葉を濁していると、ふいにマヤが手を伸ばし、抱きつくように体にしがみついてきた。


「あのね・・・速水さん・・・。きっと速水さんは・・・・今までにこういう経験、何度もあったのかもしれないけど、あたしは

初めてで・・・・・速水さんには迷惑かけちゃったけど・・・あたし・・・初めての人が速水さんでよかった・・・」

「マヤ・・・!!」


その言葉は、ストレートに真澄の心に響いていた。 結果がどうであれ、マヤと身も心も一つになれただけで充分なんだと

実感させられた・・・。 


「ありがとう・・・マヤ。 痛い思いをさせてすまなかったな・・・」

真澄がそう声をかけると、マヤは小さく首を振り、純粋な瞳で呟く。


「ううん・・・平気です。 案外、早く終わったから・・・」





「!!!!!!!!!!」




『”案外、早く終わったから・・・”』

『”案外、早く終わったから・・・”』

『”案外、早く終わったから・・・”』

悪気のないマヤの言葉は針のように真澄の心をズキズキと突き刺し、彼の心はハリネズミ状態になっていた・・・。



そうとも知らず、マヤは次々と言葉を続けていく。

「速水さんが”これからまだまだ・・・”って言うから、あたし1時間くらい続くのかと思ってたんですよ〜」


「・・・・・・・・」


「でも、速水さんが優しく手加減してくれて・・・・・あれ?速水さん・・・?どうしたんですか・・・?」

黙り込んだまま青ざめていく真澄を不審に思い、マヤが顔を覗きこんできた。


「マヤ・・・・・今日の夜のことは・・・2人だけの秘密だから・・・誰にも言うんじゃないぞ・・・・」


「???????」






・・・マヤがすべての事実に気付くのは一体いつになることだろう・・・。 できれば、一生知られたくない・・・。

『こんな事になるのなら、サロンパスを貼ったままでムードを盛り下げればよかった・・・』

後の祭りである・・・。







何はともあれ、真澄が心の中で計画した「ラブラブ☆大作戦」は無事に(?)終わり、大都芸能も安泰かと思いきや・・・

相変わらず 「今度こそは〜〜!!」などとブツブツ独り言を言う真澄の姿はしばらく続いたらしい。





<おわり>


 

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