〜ふわふわ+Y●K●(イラスト)〜
その命の限り、尽くすことを誓いますか――
パイプオルガンが心地よく響き渡り、緊張感と共に流れていく。
それでも、あたしは自分の指に・・・・そして彼の指にも揃いのリングが光り輝いているのを確認し、 実感していた・・・ ・・・・・二人は永遠の愛を誓い、夫婦になることを認められたのだ、と。
どれほど眠れない夜を過ごしてきたことだろう。
れるということ。 なにもかもが現実離れしすぎていて・・・。 今だって、こんなに綺麗に着飾っている自分が誰なのか分からなくなりそうな気がするほど・・・。
もしも彼女が舞踏会に行けなかったら・・・王子様は誰と結ばれていたのだろう・・・。 素敵な王子様に見初められた彼女は幸せそうに見えるけど・・・それでも、世間知らずの貧しい娘を 選んだ王子様は本当に幸せだったのかしら・・・。
(この魔法は解けてしまったらどうなるの・・・・・) 幼い頃から抱えていたコンプレックスのせいか、あたしはいつでも自信がない・・・。
目の前にある赤い絨毯は、まだずっと先まで続いている。 あたしはドキドキと胸を躍らせながら、牧師に背を向けた。 そして、彼の腕にしっかりと掴まり、歩幅を合わす。
解きほぐされていく。
彼に促されながら、あたし達は色とりどりの花でできたアーチを静かに潜り抜けた。
惜しみなく降り注がれていく。
「幸せに!!」 拍手に混じって聞こえてくる祝福の言葉たち。 見覚えのある仲間の顔や呼びかけに、ようやく、あたしの口元は緩み始める。
鳴り響く祝福の鐘。 それはまるで・・・・魔法が解ける瞬間の0時を告げる音のよう・・・。
(大丈夫だ・・・)
・・・彼のやさしい瞳は、あたしの不安をすべて拭いとってくれる・・・。
歓声に混じり、ひときわ大きな声が耳につき、あたしは思わずその声の主を探した。
その中でも、麗は特別な存在だった・・・・。
そんな想いを抱えながらも、今は視線を投げかけるしかできない。
口をパクパクと動かしている。
一度泣いてしまったらボロボロになると思い、あたしは唇をギュッと噛み締めて我慢した・・・。
しめる。 そして、静かに平面に着地した時・・・ふいに彼が組んでいた腕を解放させ、あたしの肩を強く抱き寄せ た。
彼が、満面の笑みを浮かべながら、あたしを促す。
マイクを持ったレポーターの声に、あたしの中でまた緊張感が走る。
「大丈夫だ・・・俺だって何も言うことなんて考えてない。ただ、”世界一幸せだ”ってそう言ってやる つもりだ」
あたしはドキドキしながら言葉を探し始める。 手に抱えている紫の薔薇、そして、たくさん降り注がれたフラワーシャワーがキラキラとこぼれ落ちて いく・・・。
(あ、これって速水さんが言うつもりの言葉だっけ・・・)
「俺のセリフを横取りしたな・・・」 彼が耳元で小さく囁いた・・・。 (ごめんね、速水さん・・・)
そっちの気持ちのほうが大きかったりする・・・。 (だから、今あたしが幸せだと思うよりも、速水さんのほうが幸せだと思って欲しい・・・) そう言えばよかった・・・。
「じゃあ、僕は世界で2番目に幸せです。彼女が世界で一番幸せなら、それが何よりも嬉しいです」 とレポーターに答えたので、あたしは本当にびっくりした・・・。
てきた。
知らないうちに、目が慣れてしまっていたのだろうか・・・。
・・・あたしは、ふいにそんなことを思いついていた。
よね・・)
・・・あたしには分かったことがある。
あとがき うきゃーーーー!せっかくの素敵なイラストに、駄文をくっつけてしまって・・・・(滝汗) 今回、このイラストを穴があくほど見つめ、どんなシチュなのか悩みに悩んだ末、こんな 感じにしてしまいましたーー。 例えばほら、披露宴の途中のお披露目シーンでも いいかなあ、なんて思ったり、もしくは挙式前、それとも披露宴もすべて終わってから?でも いいし・・・なんて。。。(ウジウジ) 最近、あんまり芸能人の派手婚もテレビで見れないし、 どれくらいのタイミングでこういうお披露目なんてするのか分からなくて、ものすごく 勝手なワタシの脳内挙式になっちまった(爆) Y●K●さん、ごめんっ! でも、素敵な イラスト、本当に嬉しく思います!ありがとっ!!!
ものすごい形相で狙っていて大バトル!なーんて話もいいですね(よくないっ!!) ああ、バカな発想をしたワタシのバカッ!! 失礼致しました・・・ ×××××××××××××××××××××××××××× |
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