JUST SHAKE! 2










翌日…


真澄は予定通りに休暇をゲットしていた。

とは言っても、そんな予定を全く聞かされていなかった水城は電話越しで何やらピーチクパーチク叫んで

いたのが…。


(…まあいい。人間、あまり物事を深く気にするのは健康によくないであろう)

真澄は レストランに向かうためにハンドルを握りながら、会社のことはスッパリと思考から切り落とすこと

に決め、今朝からの楽しい出来事を思い起こしていく。



最初に浮かび上がったのは、フレンチトーストを頬張る彼女を見つめながらコーヒーをすすった今朝の

ワンシーンのこと。 マヤは寝すぎて空腹だったのか、あっと言う間に5枚も平らげ、真澄の目を丸くさせ

た。 その後は部屋でイチャつきながらビデオを鑑賞♪…まさにラブラブな時間だった。マヤは画面に食

い入るように集中していたが、それを良いことにすっぽりと背後から彼女を抱きしめ、軽く2時間は過ぎ

去ったのだ。

更に庭でのんびり池などを眺めて過ごした昼下がりのひとときを思い出しかけた時…真澄はハッと真面目

な顔つきをし、眉をひそめた。

…それは、マヤがオヤジの大切にしている錦鯉のゴンタにエサをやり過ぎたことにより彼の動きが鈍り、

白目青筋で冷や汗をかいてしまったことを思い出したからだ…。

(う…む…)

まあ、とりあえず無事だと思われるが、万が一のことを考えゴンタの画像を聖に送っておいたからよい。

彼ならゴンタそっくりの鯉を探し出し、入れ替える事も可能であろう。それが無理なら”クローン・ゴンタ”

を作り出せばよいだけのこと…。

大丈夫だ…。


そして真澄は、そんな数々の出来事を一通り思い浮かべた後、フッと笑みを漏らしていた。


…本当に…何もかもが楽しくて仕方がないのだ。

毎日こんなふうに暮らせたらどんなに…と、思う…。


以前の自分は ひたすら企画書に目を通し、影からそっと彼女を見守ることだけが生きがいであったはず。

そう、それこそが僅かな幸せなのだと思い込むようにしていた…。


…それなのに…

…今ではもう、マヤと過ごす時間以上に幸せなものなどこの世にない、と断言できる。


(…仕事など、愛を知らない者が楽しんでやることなのさ…)

過去の自分を棚に上げてニンマリとする真澄。 


…が、ふと ”明日の今頃 自分は何をしているのだろう” という思考を巡らせてみた。


(明日は…マヤは夜まで仕事が入っていた気がするし、確か俺は重要な会議もびっしりだったなァ…)


「……」


嫌なことを思い出してしまった。

思わず溜息がこぼれてしまいそうになる。

今の自分と明日の自分では、まるで天国と地獄のような違いだ…。


明日はデスクの上には東京タワーより高く書類が積まれているかもしれない。

ついでに、水城のカリカリした表情も3D映像のようにリアルに浮かび上がってくる。

ブルーマウンテンも入れてもらえるかどうか…。


(行きたくないなァ…このまま時が止まってしまえばいいのに……)


もう、こうなったら登校拒否ならぬ出社拒否の一歩手前である。




「ねえ真澄さん…?もう夕方なんて早いね…。でも、今日はとっても充実してたよねっ!やっぱり二人揃っ

てお休みの日は楽しいね♪毎日こうだったらいいのに…ね!!」


ふいにマヤがそんな言葉を呟いた為、真澄はハッと助手席のマヤに意識を向けた。

それはまるで、自分の今の正直な気持ちを代弁するかのようなセリフだったから…。


「…マヤ…」


真澄の胸の中は愛しさでいっぱいになっていた。

そしてその彼女の素直な言葉が羨ましいとすら思う…。

本当に…彼女と一緒であれば、どんなに不自由な無人島でさえも生きていけるに違いない。

紅天女なんてどうでもいい。手がけているプロジェクトの成功も失敗もどうでもいい…。 

誰もいない場所でマヤを独り占めしてしまいたい…。


真澄はハンドルを握りつつ、そんな強い思いをぐっと呑み込んだ。


「そうだな…しかし、人間、遊んでばかりいたら腐ってしまうんだ。人生はそういうモノだ。 だから、辛い

仕事だって前向きにやっていかなければならないんだ…」


どこからそんな嘘八百が出てきたのか不明であるが、彼は満足そうに目を細めた。


「うん。ほんとにそうだね。真澄さんは、やっぱりスゴイな〜尊敬しちゃう…」

マヤは舌をペロリと出しながらそう呟く。


…じゃあもし、言葉とは裏腹なことを考えているのがバレてしまったらどうなるのであろう…。


尊敬どころか………。


(……)

ゴクリ。。。


真澄は考えるのが恐ろしくなり、不安を吹き飛ばすようにブンブンと頭を振り、ただ黙々と車を先へと走ら

せることにした…。















「あ、あそこがお店じゃない?ほら!」


渋滞を抜けてキッドスタジオの通りから一本はずれた道まで車を走らせると、マヤが何かに気付いたよう

に叫んだ。


「あれか・・・」

運転に集中していた真澄の視界にも、”JUST SHAKE” と書かれている看板が目に飛び込んできた。

チラシの通り、アメリカンな雰囲気の店のようだ。

…が…


「!!!!!!!」


(なんじゃ、あれは…)

店が近づくにつれ、真澄は思わず心の中でウッとうめいてしまった。


赤や黄色のペンキを塗りたくったログハウスのようにも見える店構え…。それは予算が足りなかったのか

それともわざとそういう雰囲気にしたのか…。

ついでに、レトロなコーラの看板などもいくつか立てかけてあるようだ。

ヘボい…。あまりにもヘボすぎる…。なんというセンスの悪さ…。


「うわあ・・・すごいわね。 早く行きましょうよ〜」


「・・・・・・」

真澄はマヤにとって何が「すごい」と感じたのか相当気になり、ピキッと額に怒りマークを浮かべて絶句

した。


(な、なんだよっ!あれのどこがスゴイんだよっ!!ああいうのが…オシャレなのか?好きなのか?なん

なら、三日ほどかけて屋敷をリフォームするか?)


彼の愛情表現は、もはや狂っているとしか思えない。


「あたしもう、お腹ぺこぺこ〜♪楽しみねっ!」


「あ、ああ…ところでマヤ、今日ここに来ることをヤツ…いや、桜小路君は知っているのか?」


「ううん…?行けたら行くかも、って伝えてあるけど…予約したほうがよかったかな…」


マヤは不安そうに呟いていたが、真澄は心の中でガッツポーズを決めた。

やはり、マヤとのツーショットを見せ付けてショックを与えるには、突然のほうが効果があるに決まって

いるからだ。


(桜小路め…俺たちのアツアツムードを見たらどんな顔をするか…フフフフフ…)


店の前まで辿り着くと、真澄は すかさずマヤにスッと腕を差し出すことにした。


「・・・真澄さん?」


「君はドジだから、すぐ転ぶだろう・・・?さあ、腕を組んでいこう」


「・・・あ、はい・・・」

ポッと顔を赤らめたマヤがゆっくりと腕に掴まる。


うまくいった。

まずは作戦成功だ。

これは、しょっぱなから桜小路を白目にさせてやるための作戦なのだ!!


(店に入る時からこんなラブラブっぷりを見せ付けるなんて、ちょっとやりすぎかもしれないけどナ・・・)


真澄はニヤニヤしそうになる顔にクールな仮面をかぶせて足を進めていった。















ギィィ・・・・


「いらっしゃいませ〜!!」

二人が赤色の派手なドアを開けると、桜小路の妹である玉美が底意地の悪そうなスマイルで出迎えて

くれた。


「あら〜っ!!これは、マヤお姉さま!!そして、速水社長〜〜!ようこそおいでくださいましたぁ〜」

まるで品のないホステスのような玉美に引き気味になる真澄。しかし、彼女の背後でフリーズした状態

の桜小路を見つけるなり、目をキラリと輝かせた。

ヤツは死に損ないの金魚のように、口をパクパクとさせ立ち尽くしている。


(ふふん…思ったとおりのリアクションだな…ざまあみろっ♪さあ、一生分、目に焼き付けておけよ!俺

とマヤのラブラブツーショットを!!)



「桜小路君…レストランオープンおめでとう…」


「マ、マヤちゃん…
速水社長も…一緒に来たんだ…ね…いらっしゃい…」

明らかに動揺しているのであろう。ようやく発せられた桜小路の声は明らかに震えていた。無理やり笑顔

を作っていることも一目瞭然である。

世にも愉快な光景だ。

高ぶる気持ちを胸の中に充満させ、優越感たっぷりの真澄は満足そうに口を開く。


「やあ、君…久しぶりだな。それにしてもマヤに聞いて驚いたよ。こんな素晴らしいレストランを開店させる

とは…おめでとう…」

彼は店内をぐるりと見渡す素振りをし、思ってもいない言葉を台本どおりに並べ立てていく。


ちなみに真澄は、マヤが腕を解かぬようギュウギュウと押さえつけるようにしていた。なんなら、今、目

の前で熱いキッスなんかを見せ付けてやってもいい。 いや、それよりも、この店を貸切にして再び結婚

式の二次会のようなものをするというのはどうであろうか…。


よくもそんなに次々と嫌がらせが思いつくものだ。




「ええ・・・どうも・・・」

桜小路は真澄に視線を合わせようとはせず、ぼそりと声を出す。

そして忙しそうな素振りを見せつつ、あっさりと背を向け、そそくさと厨房に消えてしまった。


(なんだ、もう負けを認めたつもりか?フフフフフッ…足元にも及ばないヤツめ!)

真澄はちょっぴり物足りなくも思いつつ、フンッと鼻を鳴らして下唇を噛んだ。






「さあさあ、どうぞこちらへ♪いい席が空いてますわ〜♪」

ホステス玉美に席を案内され、真澄とマヤはゾロゾロとボックス席へ向かっていった。


「オシャレなお店ね♪」

マヤがそっと呟く。


「あ、ああ・・・そう・・だな・・・」


真澄は適当に相槌をうったものの…案内された席に腰を下ろすなり、例えようのない不快感に息をついて

いた。


…本音を言わせて貰えば…非常に落ち着かない雰囲気としか言いようがなかったからだ。

だいたい、真澄が普段から通う店はどこも一流のアーティストがデザインを手がけたりして、和みの空間

を上手く演出させている。

…なのに、このヘンテコリンな店は…インド風のゾウの置物やらヨーロピアンなロウソク台、レトロな昭和

初期を思わせる雑貨、アメリカンな横文字の看板などゴチャゴチャと意味不明なものが入り乱れていて、

どうにもこうにもセンスがなさすぎるのだ…。


真澄は何気に、厨房に向かうドアにも視線を向けた。

そのドアにはペンギンのイラストが描かれていて、小さく ”Yoko” というサインが確認できる。

イラストレーターである、いとこの葉子に頼んで描いてもらったのであろうか…。


(予算の都合であれこれと無理やり飾り立てたんだな…貧乏人め…)


真澄が隅々までチェックするような目つきをしていると、ふいに玉美がスマイルをぶちまけながらテーブ

ルにやってきた。


「は〜い!失礼しまァ〜す!こちらお水とメニューでェすv お決まりになりましたらサイドのボタンでお知

らせして下さいね〜」


彼女の言葉に反応した真澄は、テーブルの隅にあるボタンに気づく。…こんな個人店なのに、まるでチェ

ーン店で導入しているようなシステムを扱うなんて…。そんな予算があるならもう少し内装を考えろよ!と

説教のひとつでもしてやりたいところだ…。


真澄は眉間にシワを寄せ、ひとまず気を落ち着かせようと無意識にタバコを取り出すことにした。

そんな彼とは対照的に、さっそくマヤは嬉しそうな顔をしてメニューを広げ始めている…。


「わ、すごいオシャレな名前の料理ばっかりよ!」

ほどなく、目の前にいる彼女が顔を上げて叫んでいた。


(……なんだと??)


真澄はマヤの嬉しそうな顔に嫉妬を覚え、慌ててもう一つのメニュー表を片手でヒラリと広げてみる。



(……な、なんっ!!!!!……)



…それを見た彼は…

ポトリとタバコを取り落とし、言葉を失った。






〜メニュ〜

◎メルヘンなサラダ◎

君の瞳にスマッシュ☆サラダ

君に胸キュン☆サラダ 〜レモン味〜

ドッキドキ☆恋心サラダ〜乙女風〜



◎メルヘンな一品料理◎

丘の上の呑気な狩人風ハンバーグ

ハートを盗まれた王子のパスタ

ハイ、チーズッ!ピザ

夢みる天使の微笑みグラタン

イジワル小悪魔の気まぐれグラタン

いたずらワンコのおねだりシチュー

怯えた小ウサギのドッキリ♪サンド

愉快な小リスのワクワク☆オムライス

迷える子羊のソテー 〜セレナーデと共に〜



◎シェフの思い出料理◎

ベーコンのカルボナーラ 

シーフードのスパゲッティ 

あの日のスープ

カレーライス ソース味

おでん(がんも・ちくわ) コーラ付き

パエリア(二人前) 〜ベイサイド風〜

ハンバーガー&ポテト 〜ネコドナルド風〜

その辺りまで目を通したところで、あまりに個人的趣味に走った内容に息を呑んだ。


(な、な、な、な、なんなんだコリャ!!よくもこんな恥ずかしいネーミングのメニューを出せるものだ…!

メルヘン料理って…メルヘンなのは料理じゃなくて、オマエのアタマの中だろォ〜がっ!!)

心の底から叫びたい気持ちを抑え、肩を震わす真澄。


(それに… ”レモン味” ならまあ意味は分かるが ”乙女風” って…何だよ…全くもって意味不明だ。

ついでに ”迷える子羊のソテー” なんて…食べる気も起こらん…そんでもってセレナーデ風…)

もはやどこから突っ込んでいいのか分からない状態だ。

真澄はブツブツブツと呟きつつ、今度は ”シェフの思い出料理” に目を向けて、拳を握り締める。


(まさか…まさかこれは全部、マヤとの思い出を絡めてあるんじゃないだろうなァ!!がんも、ちくわって

マヤの昔のバイト先の……!!桜小路ッ〜〜!あの日のスープ、って!!?あの日って!?!?)



「ねえ、真澄さん、何にする?あたしはもう決めたんだけど…」

マヤに急かされ、真澄は大慌てで怒りを抑え、冷静さを取り戻した。


「あ、ああ、そうか…早いな…」


(くそっ!!絶対にこの ”思い出の料理” だけは頼むものか!!…そうなると、この恥ずかしい名前

のものを注文しないといけないのか???この俺が?フッ…冗談じゃない…。こうなったら、できるだけ

まともな名前のメニューを注文するか…しかし…どれもまともじゃないし…)

グルグルと頭の中をメルヘンな言葉達が飛び交っていく…。

どうにも気が狂いそうだ…。


「そうだな…俺は…一番上のハンバーグと…ライスだな」

なんだか何もかもがどうでもよくなり、真澄は決断した。


「それって、”丘の上の呑気な狩人風”ってやつ?…真澄さん可愛い名前の料理を頼むのねえ…普通に

スパゲティとか頼むと思った。 じゃあ、あたしは、”君の瞳にスマッシュ☆サラダ”と、 ”夢みる天使の

微笑みグラタン” にする」


「あ、ああ…じゃあ、オーダーしよう…」

真澄は改めて恥ずかしいネーミングに溜息をついた。できればマヤに注文を頼んでもらいたい…。しかし

レストランではスムーズに男の方がオーダーするものだ、と思うし…。


(いや、待てよ…メニューを指差して頼めばいいんだ…ナイスだ、速水真澄!)

彼はそのことに気付くとホッと息をつき、軽やかな気持ちでサイドにあるボタンを押した。



ピンポーン、ピンポーン…


「は〜い!お待たせしましたァ〜」


「オーダーを…」


「はあ〜い♪かしこまりました♪では、大きな声ではっきりとどうぞ♪」


(なんっっ!!!???)

真澄は一気に全身がフリーズし、嫌な汗を背中に感じる。


なんと、オーダーする際には各テーブルに設置されているスピーカーに向かって声を出さなくてはならな

いシステムだったのだ!


(この俺様に向かって!注文くらい取りにきやがれ!!…こうなったらマヤに頼んでもらうしかないか…)


真澄がそんな思考を繰り返していると、あっさりとマヤが言葉を放つ。


「真澄さん…ごめん、あたしちょっとトイレ。注文、おねがいね…」


「!!!!!!!!!!」


(マヤーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!)




「あの〜ご注文は…?」


「う…ええと…だな…まず、一番上のサラダと…」


「申し訳ありませんがフルネームでお願いしまうすゥ〜」


(なんっ!!!!!!!!)


「き…”君の瞳に…スマッシュ…サラダ” と…”丘の上の呑気な…狩人風…ハンバーグ” 。それと…

ライス。あとは… ”夢見る…


「あの〜もう少し大きな声でお願いしますゥ〜!」


(なんっ!!!!くっそおおおおおおおおおお!!!この俺様に向かって!!!!)



「 あとは”夢見る天使の微笑みグラタン” だ!!!(怒)」


真澄は全身にびっしりと嫌な汗をかきながらヤケクソで注文を終えた。人生の記憶からこんなふざけた

名前は消し去ってしまいたい…。


(やれやれ…全く…冗談じゃない…)


「では、ご注文を繰り返しまァ〜す!」


(繰り返すのかよっっ!!!!(怒))


「 ”君の瞳にスマッシュ☆サラダ” ”丘の上の呑気な狩人風ハンバーグ” ”ライス” ”夢みる

天使の微笑みグラタン” 以上ですね!!」


「あ、ああ…そうだ…」


真澄はたった一人きりで座っているテーブルで注文している姿が恥ずかしくてたまらなかった。

それなのにこんな大声でハッキリと注文を繰り返すなんて…。

これは桜小路の陰謀か…?


やがてマイクを離れたと思われる玉美の声がスピーカーを通して聞こえてきた。


君サラ狩人バーグ!ライス!そして夢グラがオーダーとして入りましたァ!〜



(……)

…真澄は思った。




(…略すくらいなら最初からもっと簡潔なネーミングにしとけよっ!!!)





「真澄さ〜ん、お待たせ…」


「あ、ああ…」


マヤが戻ってきた為、真澄は ようやくタバコに火をつける。

まだ店に来て10分ほどしか経過していないのにこの落ち着かない気持ちとムカつきは何なんだ。

今、吸おうとしているタバコよりも100万倍も健康に害がありそうなストレスだ…。





しかし…



今後、真澄の苛立ちはまだまだ続く…。








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