※このお話は、「手作りチョコ」の続きになっています



Wの悲劇 
〜前編〜

〜written by ひいらぎ〜



彼以外には誰もいない、静まりかえったフロア。

ぽつんとそこだけ明かりがついた、深夜の社長室で、PCをのぞき込みながら顔をしかめる男・速水真澄。


何か仕事上のトラブルでもあったのだろうか?


否。


しかし、それは彼にとって仕事のトラブルよりも重大かつ重要な問題だった。


いま、彼の最大の難問とは、『手作りチョコレート』だ。

バレンタインデーにマヤから手作りチョコを貰う条件として、『ホワイトデーには手作りチョコを返す。』などという約束を

つい交わしてしまっていた。

期間は丁度、一ヶ月。

期日までに、今までにやったこともない『チョコレート作り』なるものに挑まなくてはならない。

しかも、マヤからは、かなり気合いの入った手作りチョコを貰ってしまっているため、変な対抗意識が芽生えてしまい、

それが余計に彼を悩ませるのだ。

世間では、ひな祭りが終わり、卒業式シーズン真っ盛り。もう、期日まで何日もない。


バレンタインデーの前にマヤと一緒にのぞき込んだチョコレート専門店のショーウィンドウ・・・まるで宝石のような輝きを

放ち、繊細で完璧な造形でもってそれぞれが自己主張していた種々のチョコレートの山・・・を思い出しつつ・・・さすが

にあんな職人技の粋を極めたような代物を作ることができると思ってはいないが・・・どの程度の物なら自分に作る事が

できるのか、真澄にはさっぱり見当がつかなかった。


本屋の料理本コーナーへでも行けば、手頃な手作りチョコレートの載った本もきっとあるのだろうが、まさか自ら本屋へ

出向いて選ぶわけにもいかず(手作りチョコレートの本を手に取っているところを知人にでも見られたらどうフォローすれ

ばいいのか、真澄にはよい答えを見つけることはできなかったし、本屋が開いている時間に退社することはほとんど

不可能だった)、PCで手作りチョコレートに関する情報をリサーチするしかなかった。


少し緊張しながらいろいろ検索をかけてみる。

慎重に画面をのぞき込みながら自分の得たい情報を探す。

普段自分が検索するものとは勝手が違い、とりあえず片っ端から覗いてみる。


手作りチョコレート、チョコレート菓子・・・etc。

『なんていろいろあるんだ! どれを作ったらいいか迷うじゃないか!!』

慣れないことだけに、目眩を感じたが、マヤとの約束のためににやらねばなるまい。

作り方に難易度が書いてあるものはありがたいと思った(目安になるから)。手作りチョコの基本や、お菓子作りに

必要な基本の道具もしっかりチェックした。


出来上がりの写真と共に載っている幾つかの作り方を見て、少し緊張が解けた。

思ったほど難しいものとは思えなかったからだ。

『こんなものなのか?意外に簡単な気がするが・・・。手順は少なくても一つ一つの作業が微妙かつ繊細なんだろう

か?』

判らない。確かに、難易度の高いものも、手順の説明は結構簡素だ。


ついでに覗いてみたチョコレート専門店のHPの数々には、一粒数百円するチョコレート達が整然と掲載されていた。

さすがにこれは手本にはならない。さすがは本職の技、と唸るばかりだ。

と、その中で気になったのが、『生チョコ』・・・。

バレンタインデー限定で売られていたようだった(販売終了となっていた)が、他の物に比べると素朴な感じだ。

『これなんか、形もシンプルで、簡単そうなんだが? でも、結構な価格なんだよな?やはり、職人技が伴うものなの

だろうか?基本的に、材料が・・・違う(←とびっきり高価)のか?!』 

ド素人が初めから難しいことをあれこれ悩まなくともよいものを、ついなんでも完璧にやり遂げようとする真澄は

ついつい奥深く追求してしまうのだった。


結局考え悩んだ末にたどり着いた答えは、結局?意外に?まともで、

『いつまでも、悩んでいてもらちがあかない。何をどう作るか考えて・・・とにかく材料は良い物を集めて・・・プロ

じゃないんだし、あまり気負っても仕方ないことだ。』

という辺りで、自分を納得させた。


「生チョコと、トリュフ(紅茶風味)と、チョコでコーティングしたフルーツの盛り合わせの三品。とりあえずやってみるか。」


生チョコだけではちょっと見栄えが地味だし、愛想がない気がした。

フルーツの方は長時間の作り置きはよくない気がして水城達には渡せない。

マヤに貰ったチョコレートに対抗したい気も勿論ある。

それに、やはりマヤが喜ぶ顔が見たくて・・・その一念が真澄を欲張りにさせるのだ。


更に・・・。

フルーツの盛り合わせには、真澄自身のちょっとよこしまな願いも盛り込まれていた。

想像するだけで、彼は興奮した・・・。




作る物を決めたら、あとは早い。よい材料のリサーチをささっと済ませ、材料と共に、必要な道具、ラッピング用品一式、

思い当たる物を片っ端からメモに書き記す。明日の午後には、聖といつもの場所で、頼んだ仕事の結果報告を受け

取ることになっているから、そのときに次の依頼と一緒にこのメモを渡して材料調達を頼めばいい。


『とりあえず計画段階はこれでOKだな。』

計画が一歩進んで、少し気が楽になった真澄であった。






次の日。

朝の珈琲を差し出しながら、水城がなにやら嬉しそうにニヤけている。

『? こんな顔をしているときの彼女は要注意だぞ。』

そんなことを思ったとたん、

「真澄様。」

『ほら来た・・・・。』

案の定だ。

彼女が真澄を社長と呼ばず、名で呼ぶときはプライベートが絡む話の時なのだ。


「ん? なんだ?」

心の中では何を言われるのかとドキドキしながら、表面は至極平静を装って返事する。

「バレンタインデーの時のお約束・・・箱の中身を問いつめない代わりに何かお願いを聞いて頂く事になっておりました

でしょ? お願いしたことが見つかりましたので、聞いて頂こうと思って。」

「あ、ああ、確かに。で、そのお願いとは?」

『この忙しいとき(←手作りチョコレートで悩んでいるとき)に何を思いついたんだか知らないが、あんまり無理難題を言う

のはやめてくれよ。』

と真澄の心中は不安と緊張で一杯だ。


しかし水城の顔を伺うと、サングラスの奥で目が三日月になっているのが見えてしまった!!

「聞きましたわよ、マヤちゃんから。ホワイトデーに手作りチョコレートをお返しされるんですって? 『今からそれはもう

楽しみにしているの。』って大きな瞳をキラキラさせながら教えてくれましたの。手作りチョコレートって、少量作るのは

難しいんですのよ。ですから、ついでに・・・といってはなんですが、秘書課の女の子達全員に真澄様の手作りチョコレ

ートご馳走して下さいませ。マヤちゃんのついでに作って頂ければよろしいのよ。」


「なっ・・・・・・・・。」

『あのおしゃべりめ〜!!』

とマヤのことを少し恨めしく思う。


「何か、ご不満でも?」

水城がサングラス越しに横目でチロリと真澄を見下ろした。


「・・・・・・・・」

気がいくらか動転していて言い返す言葉が見つからない・・・。


「じゃあ、あの箱の中身、教えて頂けます? ホントは見せて頂きたかったのですけれど、もうお召し上がりになって

しまったでしょうしねぇ・・・。」

ねちねちと真澄をつつく水城。

彼女としては、箱の中身はもうしっかり把握しているのだから、今は当然チョコの方がいいのだが、真澄が箱の

中身を言うはずもなく、いや、もし言ったとしても、それはそれで面白いし、嘘を言ったら次はどうつついてやろうか、

そんなことを思うと水城はこみ上げる笑いを止められず、更ににやけてしまう。


そんな水城の様子を見て、真澄はどんな抵抗も不可能だと確信して、ため息混じりに言った。

「ハァ・・・・・・判ったよ。だが、初めて作るんだから、出来上がりに保証はできないぞ。」

「ええ、結構ですわ。マヤちゃんにでもどうにかこうにか作れるんですもの、器用な真澄様なら大したことではありません

わ、きっと素敵なチョコが作れましてよ。楽しみにしておりますわ。あ、そうそう、約束を破られないように、早速皆に話し

て参りますわね。きっと大喜びしてやる気120%、仕事の能率も上がりますわよ。」

まるで勝ち誇ったようにそう言うや否や、水城は嬉々として、まるでダンスでも踊るかのようにくるりとターンして向き

を変えると、足取りも軽く社長室を出て行った。


「おいっ、念のため言っておくが秘書以外他言無用だぞっ!それから、渡すのは15日だからなっ。」

真澄がドアに向かってやけくそ気味に叫ぶと、扉の向こうから

「承知しておりますわ〜。真澄様こそ、約束お忘れになったら怖いですわよ〜。」

と、どきっとするような返事が帰ってくる。


「・・・ったく。」


やれやれと、ため息をつこうとしたその瞬間、

「キャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ。」

と隣の秘書室から黄色い叫び声が上がり、真澄は出かかったため息を飲み込んでしまい、大きくむせかえる事となっ

た。

「おちおちため息もつかせてもらえないのか・・・。こういう話は、朝一番にはやめてもらいたいな。」

真澄は独り言をぼそっと呟くと、少し冷めてしまった珈琲を飲みながら、改めて大きなため息をつくのだった。




そして、社外での打ち合わせの仕事(ついでに聖と会う)の為に社長室を一歩出た瞬間、真澄は秘書室のいつもとは

違った張りつめた空気に足を止めて部屋中を見渡し絶句する。


『まさか、これほどとは・・・。』


水城の言った『真澄の手作りチョコレート効果』が、既に現れていたのだった。

目の前の秘書室の面々の仕事ぶりはなにやら鬼気迫るものがあり、いつもならどんなに頑張っても絶対に片付かない

量の仕事が、恐ろしい勢いで次々と片付けられていた。真澄が頼んでおいた手荷物を用立てた水城が、それを手渡す

際にそっと耳打ちした。

「真澄様、私の言った通りになりましたでしょ? これなら週末にはお休みがとれましてよ。一日チョコレート作りに専念

して頂けますわ。」

真澄は最後の一文に顔を少々ひきつらせつつ、

「ああ、全く・・・。これなら、今週末はみんなで休暇を取っても問題なさそうだ。」

などと思わぬ効果に苦笑した。


『本当に・・・週末には気合いを入れてチョコレート作りに専念できそうだな・・・。』

真澄は予定外のプレッシャーにどっと気が重くなった気がした。





そして週末、3月13日。

目覚めると、カーテンの隙間から柔らかな光が差し込んでいるのがぼんやりと見えた。

既に陽は随分高くなっていた。

ベッドの中で大きく伸びをして起きあがり、まだぼんやりしている目元を押さえながら、静まりかえったダイニングへ

のろのろと足を運ぶ。


真澄は昨晩仕事が終わると伊豆の別荘へ来ていた。

まさか、チョコレート作りを屋敷の調理場でするわけにはいかないからだ。

管理人に冷蔵庫の中身ー軽く食事ができる程度の物ーを調達しておくように頼んでおいたので、そこから適当に

見繕って朝昼兼用の食事を作って摂り、食後に簡易のドリップ珈琲を飲みながら、ダイニングに続くリビングの向こうに

ある大きな窓の外をぼんやりと眺めていた。

『明日は、久しぶりにマヤに逢える。早く逢いたいが・・・チョコレート、なんとか今日一日で仕上げないとな・・・。

マヤには明日ここへ来るようにもう言ってあるし。なんだか電話では、マヤ、大はしゃぎだったな・・・俺に逢えるのを

楽しみにしていると言うよりは、手作りチョコレートの方に関心が高かったような・・・。』


これから自分が作るチョコレートに嫉妬する真澄・・・(やれやれ・・←作者)。



しばらくすると、玄関の戸が開く音がして・・・聖が大荷物を下げて入って来た。

「おはようございます、真澄様。遅くなって申し訳ありません。」

「ああ、おはよう、いや、丁度だった。さっき朝食を取ったところだからな。久しぶりにぐっすり眠ったよ。」

「それはようございました。」


そんな、他愛ない話から始めて、聖はさらりと本題を繰り出す。

「先日依頼された件の調査報告書はこちらです。幾つか問題がございましたので、書類に目を通され次第、早めに

次の指示をお願い致します。」

「相変わらず早いな、判った。早めに返事する。」

聖の仕事ぶりは相変わらず優秀だ。

真澄にとって公私ともになくてはならない右腕・・・彼にはいつも本当に感謝していた。


「それから、先日の・・・ご要望の品をお持ちしました。」

そう言って、幾つかの大きな紙袋を差し出し、少し首をかしげて『どこへ置きましょう?』という目線を送ってきたので

「ああ、ご苦労だった。ここへ置いといてくれ。」

と目の前のダイニングテーブルを指し示した。


「あのぅ・・・お聞きしてよろしいでしょうか?」

「なんだ?」

「これを・・・・どうなさるおつもりですか?」

聖は滅多に無駄口はしない男だが、今日はちょっと様子が違った。ちょっとした好奇心に目を光らせている。

ここが伊豆の別荘という真澄の超プライベートな場所だからかもしれないが、それにしても、なにか思い当たることでも

あるというのだろうか?

真澄は、そんな聖に最初はあえてまっすぐには返事をしなかった。


「お前、バレンタインデーには誰かにチョコレート貰ったか?」

「は?」

「だから・・・。」

「いえ、私はそう言う人付き合いは致しませんので・・・。」

「・・・ああ、そうか、悪いことを訊いたな。」


「いえ、気にしておりませんから。それよりも・・・。」

「判ってる。これを何に使うかだろ? なんだと思う?」

「マヤ様にでも頼まれたのですか? でも、バレンタインデーはもう終わりましたし・・・貴方がチョコレートでも手作り

されるのですか?」

「・・・当たり。」

聖はまさかと思いつつ言ってみたようだったが、真澄の答えにさすがに驚いたようだった。


「そんなハトが豆鉄砲食らったような顔をするなよ。俺だって困ってるんだ。マヤにバレンタインデーに手作りチョコを

貰おうとしたら、お返しに手作りチョコをくれるならあげてもいいと言われてしまってな、俺も作る羽目になったんだ。」

真澄は簡単に事の経緯を説明した。

「左様でしたか。それにしても、万が一失敗したときのことを考えてなのか、マヤ様が甘い物がお好きだからなのか、

量が多すぎやしませんか? それに、ラッピング用の箱やなんかも・・・。」

「水城君に弱みを握られていてな、彼女を初めとする秘書課の女性陣にもあげる羽目になったんだ。」

半分は投げやりに、半分は諦めたように真澄は答える。

「それはそれは・・・。」

聖は、気の毒そうに同情の微笑みを向けてくる。

が、そのうち、ちょっといたずらっ子のようにキラリと瞳が光ったと思ったら、

「じゃあ・・・ついでに私にもチョコレート頂けませんか? 一度でいいから、誰かから手作りチョコレート、頂いて

みたかったんです。」

と、思いもよらないこと(普段なら絶対にあり得ない発言だ!)を言い出した。


「ひ〜じ〜り〜・・・お前、他人事だと思っておもしろがっているだろう?それとも、俺をおちょくっているのか?」

(↑そうです。by聖)


「まさか。わたしは大真面目です。」(←大真面目に冗談言ってます。by聖)



「・・・判った。ついで(強調)だから、お前にもやるよ。」

こうなったら何人分作ったって同じだ! 

「ありがとうございます。楽しみにしておりますよ。」

聖は、本当に嬉しそうににこやかに笑った。


『真澄様とこんな会話ができる日が来るなんて・・・。』

聖はチョコレートがどうこうと言うよりも、この会話を心から楽しんでいた。


一方真澄は、

『聖・・・こいつはこんな顔は滅多にしない。そんなに嬉しいのか?』 

ちょっと、心が痛む。

『俺が作ったチョコレートでいいんなら・・・日頃の御礼の気持ちも込めて、お前にもやるさ。』

真澄は少し感傷的になりながらそんなことを思ったが、次の聖の言葉であっという間に現実に引き戻された。


「では真澄様、これから(チョコ作りで)お忙しいようですから、何か他にご用がないようでしたら、私はお邪魔しない

ようにこれで失礼致しますが・・・。」

「・・・明日の朝、マヤを迎えに行ってここまで送って来てくれ。」

「はい、承知しておりますが、何時にお伺いしたらよろしいでしょう?」

「マヤの都合もあるだろうし、マヤと相談してくれ。俺は早いにこしたことないが(ちょっと赤面)。」

「承知しました。では、私はこれで失礼致します。明朝マヤ様をお迎えに上がり次第こちらへ送って参ります。」

「ああ、よろしく頼む。」

「では、失礼します。」


聖はルンルン気分で帰っていった。



『さてと・・・。始めるか・・・。』

こうして、真澄とチョコレートの対決が始まった。


真澄の当初の心配をよそに、レシピ通りに着々と作業は進み、それと共に真澄はチョコレート作りが楽しくなってきて、

風味付けにとっておきのブランデーを入れてみようとか、テンパリングしたチョコが沢山残りそうなので近くの店へフルー

ツを買い足しに・・・などとチョコレート作りに没頭した。フルーツなど、初めはバナナと苺、メロンだけだったのに、キウイ、

パイナップル、葡萄・・・と片っ端から買いあさり(高級素材でいくのではなかったのか?)、適度な大きさに切って串に

刺し、チョコの中へどっぷりとつけ、取り出し、ひっくり返した金ザルにつっぷりさして冷やし硬め、味見して・・・味に関し

ては、もう何がなんだか判らなくなりつつあったのだが・・・大きさや形を吟味して整えた。

但し、バナナは割り箸にさしてから皮を剥き・・・これはこのまま。切ってはいけないのだ(とっても重要)。


こうして、チョコでコーティングして艶やかに黒光りするチョココーティングフルーツが、完成した。


更に夕方には、しっかりと冷え固まった生チョコを綺麗に切り分け、手早く形に整えた紅茶風味のガナッシュと共に高級

ココアパウダーを振りかけて・・・すっかり大量の手作りチョコレートが出来上がる。

『簡単じゃないか、楽勝だな。これならもう数種類作ってもよかったな。』

最初の不安はどこへやら。


あとはラッピング。

まず、形のよい物をマヤの分に選び(当然)、残りを聖や水城達の分に仕分けて・・・。

これにもまた熱が入り、凝ったラッピングに燃えに燃えた。

マヤへのチョコレートに添えようと、小さな、これまた手作りカードにちょっと怪しいメッセージを書き記した。

カードを書きながら、真澄は自分は凝るタイプなのだとその日初めて自覚したのだった(マヤに思いっきり凝ったの

では?!←by作者)。


『よし。これで完璧だ。ああ、明日が待ち遠しいな・・・。』


満足げにできあがった品々を見つめながらニンマリと笑う真澄。


無事に作り上げられたことで、すっかり気分が楽になり、明日の予定をいろいろ考えながら、幸せな夢路へと落ちて

いった。









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